ピアノ 小林 亜矢乃
16歳でハンガリー国立交響楽団とベートーベン・ピアノ協奏曲第3番でヨーロッパデビュー。
東京音楽大学器楽科ピアノ演奏家コースを特待生として全学年奨学金授与、首席卒業。在学中、播本枝未子、田崎悦子、倉沢仁子、野島稔各氏に師事。
ローム・ミュージック・ファンデーション音楽在外研究生として、ドイツ、ケルン音楽院にてパヴェル・ギリロフ教授のもとで研鑽を積み、ディプロム・ソロ及び室内楽、並びに国際演奏家資格取得コース全て最高点、首席で卒業。
日本音楽コンクール・ピアノ部門入選、カラブリア国際ピアノコンクール第2位及び審査員特別賞受賞、エンニオ・ポリーノ国際ピアノコンクール第3位他、多数の国際コンクールで上位入賞。
各国でのリサイタル他、ソリストとして、オランダ・コンセルトヘボウホールにてネザーランドフィル、ハンガリー・リスト音楽院にてハンガリー国立響、プラハ・ドヴォルザークホールにてチェコフィル、日本フィルは定期演奏会、及び05年15年九州ツアー、07年北海道ツアーにソリストとして招かれる他、読響、東フィル、東響、東京ニューシティー、横浜シンフォニエッタ、群響、大阪フィル、京響、名古屋フィル、大阪センチュリー、関西フィル、広島響、九州響等、国内外のオーケストラとの共演で好評を博す。
スペインでのセビリア・スプリングフェスティバルに招待され、リサイタルで聴衆全員のスタンディングオベイションを受ける。
リサイタルや室内楽、分かり易い解説やお話を交えた演奏会、学校での音楽教室も開催する傍ら、東日本大震災復興支援コンサートや長崎平和祈念チャリティーコンサート、小児がんセミナーチャリティー、スペシャルオリンピクス・日本チャリティーコンサート等、チャリティーにも多数出演し幅広く活躍中。
NHK⁻FM、BS朝日、ハンガリー国営放送、西ドイツ放送等に出演。2017年小林亜矢乃後援会発足。
2019年日本・ハンガリー外交開設150周年記念式典演奏会、及びヨーロッパ・日本ツアーのソリストとしてハンガリー・ブダペスト交響楽団と共演し、絶賛を博す。
音楽批評家・故宇野功芳氏に「深い感動を覚えた。音色の純粋、透明な美しさは、その一粒一粒が宝物のようだったが、それ以上に真実の感情移入――表情は実に自然なのに、ディミヌエンド一つがモーツァルトの憂愁や孤独を伝える。全ての音やフレーズに意味がある。(音楽の友)」など数々の絶賛を受け、類い稀な深みのある音楽で聴衆を魅了する実力派ピアニストとして、今後の活躍が益々期待されている。
2022年 出演者紹介
ソプラノ 横森 由衣
神奈川県出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学院音楽研究科修士課程オペラ専攻修了。第35回飯塚新人音楽コンクールにて第二位、第38回コンセール・ヴィヴァン新人オーディションにて最優秀賞、二期会オペラ研修所第61期マスタークラス修了時に優秀賞受賞。バッハ「ロ短調ミサ」、ヘンデル「メサイア」、ハイドン「天地創造」、モーツァルト「ハ短調ミサ」、ベートーヴェン「第九」、フォーレ「レクイエム」のソリストを務める。オペラでは、第61回藝大オペラ定期公演「フィガロの結婚」スザンナ役でデビュー。東京二期会《メリーウィドウ》ジュジュ、《タンホイザー》4人の小姓、《魔笛》童子Ⅰ、《フィガロの結婚》花娘等で出演。二期会会員
メゾソプラノ 山下 裕賀
京都府出身。東京藝術大学声楽科卒業。同大学院修士課程オペラ専攻を首席修了。 第21回コンセール・マロニエ21第1位。オペラでは、《フィガロの結婚》ケルビーノ役でデビュー後、日生劇場にて19年《ヘンゼルとグレーテル》ヘンゼル役、21年《カプレーティとモンテッキ》ロメーオ 役をはじめ、藤沢市民オペラ《ナブッコ》フェネーナ役等に出演。その他のコンサートでは、ヘンデル『メサイア』、ベートーヴェン『第九』、ヴェルディ『レクイエム』等でソリストを多数務める。NHK-FM「リサイタル・パッシオ」出演。東京藝術大学博士後期過程在籍。日本声楽アカデミー会員。2022年6月には日生劇場主催公演《セビリアの理髪師》にてロジーナ役にて出演。
テノール 中川 誠宏
宮崎学園短大卒業、大分県立芸術文化短大専攻科修了、昭和音大専攻科修了。第46回イタリア声楽コンコルソ シエナ部門入選。イタリア・ビトントの音楽祭にて『ラ・ボエーム』ロドルフォを務めデビュー。P.ヤルヴィ&N響ベートーヴェン生誕250周年記念オペラ『フィデリオ』囚人1で出演。新国立劇場本公演にて『松風』8人のヴォーカルアンサンブル、『ラ・ボエーム』プラム売り、『ばらの騎士』元帥夫人の従僕1、『椿姫』ジュゼッペで出演。他、海老名市民オペラ『愛の妙薬』 ネモリーノ、上尾市地域振興公社『椿姫』アルフレードなどを務める。ベートーヴェン『第九』テノールソリスト、川崎とどろきアリーナでの国歌独唱なども務める。株式会社アインザッツ提携 アーティスト。新国立劇場合唱団契約メンバー。
バリトン 杉尾 真吾
埼玉県秩父市出身。武蔵野音楽大学声楽科卒業、同大学院声楽専攻修了。第48回イタリア声楽コンコルソシエナ大賞(第1位)、第2回イブラ・グランド・アワード・ジャパン総合グランプリ(第1位)、第58回日伊声楽コンコルソ入選など受賞多数。モデルとしてスカウトされ『紳士服のAOKI』のCMなどに出演後、俳優として活動を開始し、TBS制作ドラマ『IQ246』、フジテレビ制作『芸能人特技王決定戦TEPPEN』、ミュージカル『グランドホテル』などに出演する。しかし、オペラの魅力、オペラへの愛が忘れられず、オペラ歌手になることを決意し、オペラ『白虎』(白虎隊役)にてオペラデビュー。オペラ『ナブッコ』ザッカリア役にてソリストデビューを果たす。その後、オペラ『紅天女』帝役で日本オペラ協会、オペラ『ジャンニスキッキ』アマンティオ・ニコラオ役で藤原歌劇団にそれぞれデビュー。これまでにオペラにおける主要なバスの役を多数演じる。近年では、全国共同制作『椿姫』、藤沢市民オペラ『ナブッコ』、藤原歌劇団『イル・カンピエッロ』、新国立劇場『ペレアスとメリザンド』医者役カヴァーなど話題作への出演が続いている。今後も、オペラ『滝の白糸』、三河市民オペラ『アンドレア・シェニエ』など日本国内外での出演次々と決定しており、新進気鋭若手バス歌手として注目を集めている。また朗読劇、演出、CM出演などマルチに活動の幅を広げており、バリトンの井出壮志朗との二人組低声ヴォーカルユニット【うたいすぎ】のメンバーとしても活動中。Youtubeを中心に活動する傍らコロナ禍での音楽活動が認められ、『NEWSZERO』に出演。東京都による『アートにエールを』の模範演奏アーティストとして取り上げられるなど多方面にて活動している。これまでに、谷友博、横山修司、C・コロンバーラ、A・クピード、イルブランド・ダルカンジェロの各氏に師事。藤原歌劇団正団員、日本オペラ協会正会員